Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       key_decryptsession,  key_encryptsession, key_setsecret, key_gendes, key_secretkey_is_set -
       rpc 鍵サーバ・デーモンとのインタフェース

書式

       #include <rpc/rpc.h>

       int key_decryptsession(const char *remotename, des_block *deskey);

       int key_encryptsession(const char *remotename, des_block *deskey);

       int key_gendes(des_block *deskey);

       int key_setsecret(const char *key);

       int key_secretkey_is_set(void);

説明

       これらの関数は RPC の安全な認証機構 (AUTH_DES) で使用される。 ユーザ・プログラムでこれらの
       関数を使用する必要はない。

       関数  key_decryptsession()   は(リモート)サーバのネット名を用いて、復号用の DES 鍵を取得す
       る。 サーバの公開鍵と、呼び出し元プロセスの実効 UID に対応する秘密鍵が使用される。

       関数  key_encryptsession()   は  key_decryptsession()   の逆の処理を行う。  サーバの公開鍵
       と、呼び出し元プロセスの実効 UID に対応する秘密鍵で DES 鍵を暗号する。

       関数 key_gendes()  は、鍵サーバに安全な通信を行うための鍵を要求するために使用される。

       関数  key_setsecret()  は、呼び出し元プロセスの実効 UID に対して鍵を設定するために使用され
       る。

       関数 key_secretkey_is_set()  は、呼び出し元プロセスの実効 UID に対して鍵が設定されているか
       どうかを 調べるために使用される。

返り値

       これらの関数は成功した場合 1 を、失敗した場合 0 を返す。

注意

       ここでは 2 種類の暗号方式が登場することに注意すること。 一つは公開鍵と秘密鍵を使用する非対
       称鍵暗号であり、 もう一つは対称鍵暗号である 64 ビット DES である。

       これらの関数は Linux/Doors-project の成果の一部だったが、 現在までに該当箇所はすべて破棄さ
       れた。

関連項目

       crypt(3)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2002-07-18                           KEY_SETSECRET(3)