Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       updwtmp, logwtmp - wtmp ファイルにエントリを追加する

書式

       #include <utmp.h>

       void updwtmp(const char *wtmp_file, const struct utmp *ut);
       void logwtmp(const char *line, const char *name, const char *host);

説明

       updwtmp()  は、utmp 構造体 ut を wtmp ファイルに追加する。

       logwtmp()    は、  line,  name,  host,  現在時刻、現プロセスID  から  utmp  構造体を作り、
       updwtmp()  を呼び出してその構造体を wtmp ファイルに追加する。

ファイル

       /var/log/wtmp
              ユーザログインの履歴データベース

準拠

       POSIX.1-2001 にはない。 Solaris, NetBSD に存在し、おそらく他のシステムにもあるだろう。

利用可能な環境

       glibc2 の下ではどちらの関数も利用可能である。 libc5 の下ではどちらも使えないが、 logwtmp()
       は古い  libbsd  にあった。  最近では、  logwtmp()  関数は libutil に含まれている (したがっ
       て、この関数を使うためにはコンパイラのコマンドラインに -lutil を追加する必要がある)。

注意

       他の "utmpx" 関数群 (getutxent(3)  参照) との一貫性のために、glibc (バージョン  2.1  以降)
       は以下の関数を 提供している:

       #include <utmpx.h>

       void updwtmpx (const char *wtmpx_file, const struct utmpx *utx);

       この関数は  updwtmp()  と同じ作業を行うが、最後の引き数として utmpx 構造体を取るところが異
       なる。

関連項目

       getutxent(3), wtmp(5)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。