Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       wcsncat - 2 つのワイド文字文字列を結合する

書式

       #include <wchar.h>

       wchar_t *wcsncat(wchar_t *dest, const wchar_t *src, size_t n);

説明

       wcsncat()   関数は strncat(3)  に対応するワイド文字関数である。 この関数は、src が指すワイ
       ド文字文字列から最大 n 個分のワ イド文字をコピーして、dest  が指すワイド文字文字列の末尾に
       貼り付 ける。dest の終端には ヌルワイド文字 (L'\0') を追加する。

       これらの文字列は重なっていてはならない。

       プログラマは、dest  に少なくとも wcslen(dest)+n+1 個のワイド文字が入る領域を確保しておかな
       ければならない。

返り値

       wcsncat()  は dest を返す。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       関数 wcsncat() はスレッドセーフである。

準拠

       C99.

関連項目

       strncat(3), wcscat(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部  である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。