Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       uuencode - エンコードされた uuencode ファイルの形式

説明

       uuencode(1) のファイル出力は、 1 行のヘッダー行・複数行のボディー行・ 1 行のフッター行から
       構成される。 uudecode(1)  コマンドは、ヘッダーより前やフッターより後の  すべての行を無視す
       る。 もちろん、ヘッダーより前の行は、ヘッダーのように見えてはならない。

       ヘッダー行は、最初の  6 文字が begin  であることで識別される。 単語 begin の後には、アクセ
       ス権 (8 進数表記) とリモートファイルの名前になる文字列が続く。 ヘッダー行中の 3 つのアイテ
       ムはスペースで区切られる。

       ボディーは複数行で、各行は  (最後の改行を含めて) 最大 62 文字の長さである。 各行は、文字カ
       ウント、続いてエンコードされた文字列、 続いて改行文字、というように構成されている。 文字カ
       ウントは、1  個の表示可能文字で整数値を表している。 この整数値は、行の残りの文字列が表現し
       ているバイト数を表している。 この整数値は常に 0 から 63 の範囲で、 その文字カウント  (を整
       数にしたもの) から スペース文字 (8 進数で 40) を引けば求められる。

       3  バイトからなるグループが 4 文字で表現される。 つまり、1 文字あたり 6 ビットを表現する。
       文字を表示可能にするために、 すべてのビットがスペース文字でオフセットされる。 ボディーの最
       終行は、通常の  45  バイトより短くなる場合もある。 (エンコードされるファイルの) サイズが 3
       バイトの倍数でない場合、 ボディー最終行の文字カウントの値をみると、3  バイトの倍数でないこ
       とがわかる。   文字カウントを  4  の倍数にするため、余分なゴミが追加される場合がある。  ボ
       ディーは、文字カウントが 0 の行で終了する。  この行は、1  個のアスキーのスペース文字からな
       る。

       フッター行は、 end という行だけからなる。

関連項目

       uuencode(1), uudecode(1), uusend(1), uucp(1), mail(1)

履歴

       uuencode ファイル形式は、BSD 4.0 で登場した。

                                                                                      UUENCODE(5)