Provided by: apt_1.2.10ubuntu1_amd64 bug

名前

       apt-key - APT キー管理ユーティリティ

概要

       apt-key [--keyring ファイル名] {add ファイル名 | del キーID | export キーID | exportall |
               list | finger | adv | update | net-update | {-v | --version} | {-h | --help}}

説明

       apt-key は、apt が パッケージを認証するのに使用するキーの一覧を管理するのに使用します。こ
       のキーで認証されたパッケージは、信頼するに足ると見なせるでしょう。

コマンド

       add ファイル名
           信頼キーのリストに新しいキーを追加します。このキーを ファイル名 パラメータに与えたファ
           イル名から読み込みますが、ファイル名を - とすると、標準入力から読み込みます。

           apt-key を使用して手動で追加されたキーは、リポジトリの所有者に所属していることが確認さ
           れていることが重要です。そうでなければ、apt-secure(8) インフラが完全に損なわれます。

       del キーID
           信頼キー一覧からキーを削除します。

       export キーID
           キー キーID を標準出力に出力します。

       exportall
           信頼するキーをすべて標準出力に出力します。

       list
           信頼キーを一覧表示します。

       finger
           信頼キーのフィンガープリントを一覧表示します。

       adv
           gpg に高度なオプションを渡します。adv --recv-key を使用して、例えば、キーサーバーから
           信頼されたキーに直接キーをダウンロードすることができます。チェックが行われないことに注
           意してください。注意せず使用するなら、容易に apt-secure(8) インフラを完全に傷つけま
           す。

       update
           ローカルキーリングをアーカイブキーリングで更新し、もう有効でなくなったアーカイブキーを
           ローカルキーリングから削除します。アーカイブキーリングは、使用中のディストリビューショ
           ンにある archive-keyring パッケージ (例えば Ubuntu では ubuntu-keyring パッケージ) で
           提供されています。

       net-update
           上記の update コマンドと同様に更新しますが、アーカイブキーリングを URI から取得し、マ
           スターキーを用いて検証します。これには wget(1) のインストールと、 APT のビルドに取得す
           るサーバと検証するマスターキーリングが設定されていることが必要です。Debian での APT は
           このコマンドをサポートしていません。代わりに update を使用してください。Ubuntu の APT
           では有効です。

オプション

       前節で説明したコマンドの前に、このオプションを定義する必要があることに注意してください。

       --keyring ファイル名
           このオプションでは、コマンドが操作するべき特定のキーリングファイルを指定できます。デ
           フォルトでは、trusted.gpg と trusted.gpg.d ディレクトリにあるすべてのファイルを用い
           て、コマンドが動作します。とはいえ、trusted.gpg がプライマリキーリングになります。つま
           り新しいキーはこのファイルに追加されます。

ファイル

       /etc/apt/trusted.gpg
           ローカルで信頼済みキーのキーリング、新規キーはここに追加します。 設定項目:
           Dir::Etc::Trusted.

       /etc/apt/trusted.gpg.d/
           信頼済みキーのファイル断片、追加キーリングは (他のパッケージや管理者により) ここに格納
           します。 設定項目: Dir::Etc::TrustedParts

       /etc/apt/trustdb.gpg
           アーカイブキーのローカル信頼データベースです。

       /usr/share/keyrings/ubuntu-archive-keyring.gpg
           Ubuntu アーカイブ信頼キーのキーリングです。

       /usr/share/keyrings/ubuntu-archive-removed-keys.gpg
           削除された Ubuntu アーカイブ信頼キーのキーリングです。

関連項目

       apt-get(8), apt-secure(8)

バグ

       APT バグページ[1] をご覧ください。 APT のバグを報告する場合は、
       /usr/share/doc/debian/bug-reporting.txt や reportbug(1) コマンドをご覧ください。

著者

       APT は APT チーム <apt@packages.debian.org> によって書かれました。

翻訳

       倉澤 望 <nabetaro@debian.or.jp> (2003-2006,2009-2012), Takuma Yamada
       <tyamada@takumayamada.com> (2016), Debian JP Documentation ML <debian-doc@debian.or.jp>

       この翻訳文書には未訳部分が含まれている可能性があることに 注意してください。 翻訳がオリジナ
       ルに追従できていない場合、 内容を失わないようにこのようにしています。

著者

       Gunthorpe Jason[FAMILY Given]

       [FAMILY Given]

注記

        1. APT バグページ
           http://bugs.debian.org/src:apt