Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       logsave - コマンドの出力をログファイルに保存する

書式

       logsave [ -asv ] logfile cmd_prog [ ... ]

説明

       logsave  プログラムは、指定された引き数をつけて  cmd_prog を実行し、出力のコピーを logfile
       に保存する。 logfile を置くディレクトリが存在しない場合、 書き出せるようになるまで logsave
       は出力をメモリ内に蓄えておく。 出力のコピーは標準出力にも書き出される。

       cmd_prog が 1 個のハイフン ('-') の場合、 logsave は、プログラムを実行する代わりに標準入力
       から入力を取得し、 logfile に書き出す。

       logsave/var パーティションがマウントされるまで  初期ブートスクリプトの出力を保存してお
       くのに役立つ。 そして (/var パーティションがマウントされたときに)、 出力を /var/log に書き
       出すことができる。

オプション

       -a     このオプションを指定すると、出力で logfile の現在の内容を置き換えるのではなく、出力
              を追加する。

       -s     このオプションを指定すると、  logsave  は  control-A  (ASCII  001  または  Start of
              Header) と control-B (ASCII 002 または Start of Text) で囲まれた 文字列をログファイ
              ルに書かないで飛ばす。 これにより、ユーザに対してはプログレスバーの情報をコンソール
              で見せて、 ログファイルには書き込まないことが可能になる。

       -v     このオプションを指定すると、 logsave のユーザへの出力をより詳細にできる。

著者

       Theodore Ts'o (tytso@mit.edu)

関連項目

       fsck(8)