Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       pwauth - 管理者が設定するパスワード認証

説明

       システム管理者は、 ユーザの個人認証に用いられるプログラムのリストを定義できる。 それらのプ
       ログラムは /etc/passwd もしくは /etc/shadow ファイル中にある、暗号化されたパスワードの代わ
       りに指定する。 ユーザアカウントを管理するユーティリティは、 暗号化パスワードのフィールドを
       調べ、  そのユーザに対してシステム管理者が  認証プログラムを設定しているかどうか判断する。
       これらの管理プログラムのいずれかが、  変更しようとしているユーザに認証プログラムが設定され
       ていると判断した場合は、 常に pw_auth 関数が呼び出される。

       最初のエントリは useradd コマンドにより生成される。 認証情報の変更やユーザアカウントの削除
       といった変更が発生すると、 pw_auth 関数が呼び出される。 この関数は各ユーザアカウントの認証
       情報を最新に保つ。

       認証プログラムは実際のログインセッションや ネットワークセッションを開始しない。 認証プログ
       ラムからの終了コードが、 その処理が許可されたかどうかの判断に用いられる。 呼び出したプロセ
       スには、 ログインセッション・ネットワークセッションを生成できるだけの、 適切な特権がなけれ
       ばならない。

関連項目

       login(1), passwd(1), su(1), pw_auth(3), useradd(8), userdel(8), usermod(8)

著者

       Julianne Frances Haugh (jockgrrl@ix.netcom.com)

                                                                                        PWAUTH(8)