Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all ![bug](/img/bug.png)
![bug](/img/bug.png)
名前
ypset - ypbind を特定の NIS サーバーにバインドさせる
書式
ypset [ -d domain ] [ -h hostname ] server
説明
ypset を実行するためには、 ypbind が -ypset または -ypsetme オプションを付けて起動されていなければならな い。 詳細は ypbind(8) を見よ。 ypset は、指定した domain の NIS サービスを server で走っている ypserv(8) から取得するように ypbind に伝える。 ローカルなネットに NIS サービスを提供している複数のホストがある場合には、 ypset の実行が成功した場合で も、 ypbind が他のホストにバインドしなおしていることがありうる。 例えば: example% ypset host1 example% ypwhich host2 これはちょっと混乱しやすい。これは NIS サブシステムに、 動作中の NIS サーバーを常に知ろうとする働きがある からである。 host1 が ypbind に返答しない (ypserv が動作していなかったり、 負荷が高い場合など) と、 host2 で ypserv が動作していれば そちらがバインドされるのである。 server にはバインドさせる NIS サーバーを指定する。ホスト名または IP アドレスでなければならない。これが動 作するのは、 ypset を実行したホストで、指定したドメインに対する有効なバインドが すでになされていた場合に 限られる。 多くの場合は server は IP アドレスで指定する必要があるだろう。
オプション
-d domain domainname(1) が返すデフォルトのドメイン以外を指定する。 -h hostname ローカルマシンの代わりに、ホスト hostname に NIS バインドを行う。
関連項目
domainname(8), ypbind(8), ypcat(8), ypmatch(1), ypserv(8), yppoll(8), ypwhich(1)
作者
ypset は yp-tools パッケージの一部である。 yp-tools パッケージは Thorsten Kukuk <kukuk@suse.de> によって 書かれた。