Provided by: mkvtoolnix_44.0.0-1ubuntu1_amd64 bug

名前

       mkvinfo - Matroskaファイルの要素についての情報を表示します。

書式

       mkvinfo [options] {source-filename}

説明

       このプログラムは、Matroska ファイルに格納されている全ての要素の一覧を表示します。出力
       は、使用されているコーデックを含む、トラックのリストのみに制限することもできます。

       -a, --all
           By default mkvinfo(1) stops when it encounters the first cluster. Additionally it
           doesn't show certain often occurring elements. With this option mkvinfo(1) will
           continue processing regardless of the verbosity level and show all elements.

       -c, --checksums
           フレームごとにAdler-32チェックサムを計算し、表示します。デバッグのためにのみ有用です。

       -o, --continue
           By default mkvinfo(1) stops when it encounters the first cluster. With this option
           mkvinfo(1) will continue processing regardless of the verbosity level.

       -p, --hex-positions
           Show the positions of all elements in hexadecimal regardless of the verbosity level.

       -P, --positions
           Show the positions of all elements in decimal regardless of the verbosity level.

       -s, --summary
           全てのエレメントについて表示するのではなく、mkvinfo(1)の見つけたものの簡潔なサマリを表
           示します。

       -t, --track-info
           各トラックの統計情報を冗長モードで表示します。また、冗長レベルが0だった場合は1に設定し
           ます。

       -x, --hexdump
           各フレームの最初の16バイトを16進数のダンプとして表示します。

       -X, --full-hexdump
           各フレームの全てのバイトを16進数のダンプとして表示します。

       -z, --size
           ヘッダも含めた各要素のサイズを表示します。

       --command-line-charset 文字コード
           コマンドライン文字列の文字コードを指定します。デフォルトは、システムの現在のロケールの
           文字コードになります。

       --output-charset 文字コード
           出力する文字コードを指定します。デフォルトは、システムの現在のロケールの文字コードにな
           ります。

       -r, --redirect-output file-name
           全てのメッセージをコンソールではなくfile-nameで指定したファイルに書き出します。出力リ
           ダイレクトによっても同じことが簡単にできますが、このオプションが必要な場合もありま
           す。ターミナルがファイルに書き込む前に出力を処理してしまう場合などで
           す。--output-charsetによって指定された文字コードは尊重されます。

       --ui-language コード
           指定したコード言語(例 日本語なら「ja_JP」)での翻訳を強制します。codeに「list」を指定
           すると、利用可能な翻訳の一覧を出力します。

       --abort-on-warnings
           最初の警告が発された後プログラムを停止するよう伝えます。プログラムの終了コードは1にな
           ります。

       --debug 項目
           特定の機能のデバッグをオンにします。このオプションは開発者にのみ有用です。

       --engage 機能
           実験的機能をオンにします。利用可能な機能のリストはmkvinfo --engage listで得られま
           す。これらの機能は通常の状況で使用されることを意図されていません。

       --gui-mode
           GUIモードに切り替えます。このモードではGUI操作の状況を伝える特殊な形式の行が出力されま
           す。これらの通知は「#GUI#通知内容」という形式に従います。「#GUI#通知内
           容#キー1=値1#キー2=値2...」のようにキー・値の組が通知内容に続くことがあります。通知内
           容やキーは翻訳されることなく、常に英語で出力されます。

       -v, --verbose
           冗長モードになります。冗長レベルセクションに、どの冗長レベルでどの情報が出力されるかの
           説明があります。

       -h, --help
           コマンド書式情報を出力して終了します。

       -V, --version
           バージョン情報を出力して終了します。

       @オプションファイル.json
           オプションファイルから追加のコマンドライン引数を読み込みます。このようなファイルに対応
           している形式の詳細についてはmkvmerge(1)のマニュアルページ「オプションファイル」節をご
           覧ください。

冗長レベル

       -vオプションにより、mkvinfo(1)の冗長レベルを上げ、入力ファイルについてのより詳しい情報を出
       力させることができます。

       レベル0では、トラックヘッダとトラックの種類のみを出力します。mkvinfo(1)は、ヘッダを完全に
       解析し終るとすぐに(より技術的には、最初のクラスタを検出した直後に)終了します。このレベルで
       は、シークヘッドエントリ及びCUEがトラック情報の前に格納されていたとしても表示されません。

       レベル1では、ファイル全体にあるシークヘッドエントリとCUE以外のMatroskaエレメントを表示しま
       す。もし、サマリモードが有効の場合、フレーム位置も出力します。

       The same effect can be achieved with the option --continue.

       レベル2では、シークヘッドエントリ、CUE、及び各Matroskaエレメントのファイル内位置も表示しま
       す。

       The same effect can be achieved with the options --all --positions.

       レベル3以上では、Matroskaエレメントに直接関係ない情報も表示します。他のエレメントについて
       は、見付かったものだけを表示します。レベル3はデバッグ用にメタ情報を追加します(開発者向
       け)。レベル3で追加された行は、全て角括弧で囲われています。

テキストファイルと文字コード変換

       MKVToolNixスイートの全てのツールが文字コード変換・入出力に係る文字コード・コマンドライン及
       びコンソール上の文字コードをどのように処理するかについての詳細な議論について
       は、mkvmerge(1) man ページの同名の節を参照して下さい。

返り値

       mkvinfo(1)は下の3つの返り値を返します。

       ·   0 -- この返り値は正常に終了したことを示します。

       ·   1 -- この返り値は、少なくとも一つの警告が表示されましたが、処理が続行されたことを意味
           します。警告は '警告:' という文字列を先頭につけて出力されます。

       ·   2 -- この返り値は、エラーが発生し、エラーメッセージを表示した直後にmkvinfo(1)が終了し
           たことを示します。エラーメッセージは不正なコマンドラインやファイルI/Oエラー、壊れた
           ファイルなど様々です。

環境変数

       mkvinfo(1)はシステムのロケールを決めるデフォルトの変数(例:LANGLC_*系)を使用します。追
       加の変数は以下の通りです:

       MKVINFO_DEBUG, MKVTOOLNIX_DEBUGとその短縮形MTX_DEBUG
           その内容は、あたかも--debugオプション経由で渡されたかのように扱われます。

       MKVINFO_ENGAGE, MKVTOOLNIX_ENGAGEとその短縮形MTX_ENGAGE
           その内容は、あたかも--engageオプション経由で渡されたかのように扱われます。

関連項目

       mkvmerge(1), mkvextract(1), mkvpropedit(1), mkvtoolnix-gui(1)

ウェブ

       最新のバージョンは、常時MKVToolNixのホームページ[1]から取得できます。

著者

       Bunkus Moritz[FAMILY Given] <moritz@bunkus.org>
           開発者

注記

        1. MKVToolNixのホームページ
           https://mkvtoolnix.download/