Provided by: lxc-utils_3.0.3-0ubuntu1~18.04.3_amd64
NAME
lxc-user-nic - NIC を作成し、他のネットワーク名前空間に割り当てる
SYNOPSIS
lxc-user-nic {pid} {type} {bridge} [nicname]
説明
lxc-user-nic は root に setuid されたプログラムで、lxc コンテナが使うネットワークインター フェースを、特権を持たないユーザが作成できます。 このプログラムは、/etc/lxc/lxc-usernet という設定ファイルを参照して、呼び出したユーザが作 成することができるインターフェースの数と、どのブリッジに接続するかを決定します。 ま た、ユーザが作成したインターフェースの数を /run/lxc/nics を使ってチェックします。 これによ り、呼び出したユーザが、インターフェースを割り当てるネットワーク名前空間上で特権を持つこと が保証されます。
オプション
pid インターフェースを割り当てたいネットワーク名前空間を持つタスクのプロセス ID。 type 割り当てるネットワークインターフェースのタイプ。現時点では、veth のみサポートされま す。 このタイプを指定すると、それぞれがトンネルのエンドポイントとなる 2 つのイン ターフェースが作成されます。 一方のエンドポイントは指定したブリッジに接続され、もう 一方はコンテナに割り当てられます。 bridge ネットワークインターフェースを接続するブリッジ。 例えば lxcbr0 のように指定します。 nicname コンテナ内に作られるインターフェースの名前。 もし指定しない場合、eth0 となります。
SEE ALSO
lxc(1), lxc-start(1), lxc-usernet(5)
作者
Daniel Lezcano <daniel.lezcano@free.fr> 2023-05-05 lxc-user-nic(1)