Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20161015+dfsg-1_all
名前
ctermid - 制御端末名の取得
書式
#include <stdio.h> char *ctermid(char *s); glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照): ctermid(): _POSIX_C_SOURCE >= 1 || _XOPEN_SOURCE || _POSIX_SOURCE
説明
ctermid() はプロセスの現在の制御端末のパス名を返す。 s が NULL の場合、静的なバッファーを 用いる。それ以外の場合、 s は端末パス名を保持するのに使用されるバッファーへのポインターと なる。 シンボル定数 L_ctermid は返されるパス名の最大文字数である。
返り値
パス名へのポインター。
属性
マルチスレッディング (pthreads(7) 参照) ctermid() 関数は例外付きでスレッドセーフである。 NULL パラメーターで呼び出された場合はス レッドセーフではない。
準拠
SVr4, POSIX.1-2001.
バグ
返されたパスはたぶん制御端末を一意には特定できない。 たとえば /dev/tty のように。 プログラムが端末をオープンできることは保証されていない。
関連項目
ttyname(3)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクト の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。