Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       strstr, strcasestr - 部分文字列の位置を示す

書式

       #include <string.h>

       char *strstr(const char *haystack, const char *needle);

       #define _GNU_SOURCE         /* feature_test_macros(7) 参照 */

       #include <string.h>

       char *strcasestr(const char *haystack, const char *needle);

説明

       strstr()  関数は、部分文字列 needle が文字列 haystack 中 で最初に現れる位置を見つける。 文
       字列を終端ヌルバイト ('\0') は比較されない。

       strcasestr()  関数は strstr()  関数と同様だが、 両方の引数に対して大文字小文字を無視する。

返り値

       これらの関数は、見つかった部分文字列の開始を指すポインターを返し、  もし部分文字列が見つか
       らない場合は NULL を返す。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       strstr() 関数はスレッドセーフである。

       strcasestr()  関数は、例外付きのスレッドセーフである。実行中に setlocale(3) を呼び出してロ
       ケールを変更しない限り、マルチスレッドアプリケーションで安全に使用することができる。

準拠

       strstr()  関数は C89 と C99 に準拠している。 strcasestr()  関数は非標準拡張である。

関連項目

       index(3),  memchr(3),   memmem(3),   rindex(3),   strcasecmp(3),   strchr(3),   string(3),
       strpbrk(3), strsep(3), strspn(3), strtok(3), wcsstr(3)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。