Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20180315+dfsg-1_all bug

名前

       wcsstr - ワイド文字文字列中の部分文字列の位置を特定する

書式

       #include <wchar.h>

       wchar_t *wcsstr(const wchar_t *haystack, const wchar_t *needle);

説明

       wcsstr()   関数は、  strstr(3)   関数に対応するワイド文字文字列である。 この関数はワイド文字文字列 needle
       (終端のヌルワイド文字 (L'\0') は含まない) が、ワイド文字文字列 haystack の部分文字列 として最初に現われる
       位置を探す。

返り値

       wcsstr()  関数は、haystack 中に needle が現われた最初の 位置を返す。needlehaystack の部分文字列でなけ
       れば NULL を返す。

       以下の特殊な場合に注意すること: needle が空のワイド文字文字列な らば、返り値は常に haystack 自身となる。

属性

   マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)
       関数 wcsstr() はスレッドセーフである。

準拠

       C99.

関連項目

       strstr(3), wcschr(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。