Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20210215+dfsg-1_all
名前
lpoptions - プリンタのオプションやデフォルトの表示・設定を行う
書式
lpoptions [ -E ] [ -U username ] [ -h server[:port] ] -d destination[/instance] [ -o option[=value] ] ... [ -o option[=value] ] lpoptions [ -E ] [ -U username ] [ -h server[:port] ] [ -p destination[/instance] ] -l lpoptions [ -E ] [ -U username ] [ -h server[:port] ] [ -o option[=value] ] ... [ -o option[=value] ] [ -p destination[/instance] ] -r option lpoptions [ -E ] [ -U username ] [ -h server[:port] ] -x destination[/instance]
説明
lpoptions はプリンタのオプションやデフォルトの表示・設定を行う。 引き数なしで実行する と、lpoptions はデフォルト・プリンタのオプションを表示する。 コマンドラインでは次のオプ ションが使用できる。 -E CUPS サーバと交信するとき、暗号化を有効にする。 -U username 自分以外のユーザ名を使う。 -d destination[/instance] destination をユーザのデフォルト・プリンタに設定する。 instance も指定すると、そのイ ンスタンスが使用される。 ユーザにとっては、このオプションで指定するものが、 システム のデフォルト・プリンタに優先するわけである。 -h server[:port] 別のサーバを使用する -l プリンタに固有のオプションと、その現在の設定を表示する。 -o option[=value] 名前を指定した出力先に対して新しいオプションを指定する (訳注: 次項参照)。 -p destination[/instance] このオプションによって指定した出力先 (destination) や (インスタンスまで指定していれ ば) インスタンス (instance) が、後に続くオプションの適用対象になる。 指定した名前のイ ンスタンスが存在しなければ、作成される。 -r option 名前を指定した出力先に対して、指定したオプションを取り消す。 -x destination[/instance] 名前を指定した出力先や (インスタンスまで指定していれば) インスタンスの、 -o を使って 指定したすべてのオプションを取り消す。 指定した名前のインスタンスが存在しない場合 は、何もしない。 -o を使って、オプションの指定をしない場合は、 名前を指定したプリンタの現在のオプションが標 準出力に表示される。 lpoptions コマンドで設定したオプションは、lp(1) や lpr(1) コマンドがジョブをプリンタに渡す ときに使用される。
ROOT ユーザが指定するオプション
root ユーザによって実行された場合、lpoptions はすべてのユーザにとってデフォルトになるオプ ションやインスタンスを取得・設定する。設定は /etc/cups/lpoptions に書き込まれる。
互換性
lpoptions は CUPS 独自のものである。
ファイル
~/.cups/lpoptions - root 以外のユーザが作成した、ユーザごとのデフォルトとインスタンス。 /etc/cups/lpoptions - root ユーザが作成した、システム全体のデフォルトとインスタンス。
関連項目
cancel(1), lp(1), lpadmin(8), lpr(1), http://localhost:631/help
著作権
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