Provided by: libwnn-dev_1.1.1~a021+cvs20130302-7build1_amd64 bug

名称


       jl_dic_add()        バッファに辞書を追加する。
       jl_dic_add_e()      環境に辞書を追加する。

形式


       #include "jllib.h"

       int
       jl_dic_add(buf,dic_name,hindo_name, rev, prio,rw, hrw, pwd_dic,
                                     pwd_hindo, error_handler, message_handler)
       struct wnn_buf *buf;          /* バッファ */
       char *dic_name;               /* 辞書名 */
       char *hindo_name;             /* 頻度ファイル名 */
       int rev;                      /* 逆変換かどうか(未使用) */
       int prio;                     /* 優先度 */
       int rw;                       /* 辞書のR/W */
       int hrw;                      /* 頻度ファイルのR/W */
       char *pwd_dic;                /* 辞書のパスワードファイル名 */
       char *pwd_hindo;              /* 頻度ファイルのパスワードファイル名 */
       int (*error_handler)();       /* エラー・ハンドラ */
       int (*message_handler)();     /* メッセージ・ハンドラ */

       int
       jl_dic_add_e(env,dic_name,hindo_name, rev, prio,rw, hrw,pwd_dic,
                                     pwd_hindo, error_handler, message_handler)
       struct wnn_env *env;          /* 環境 */
       char *dic_name;               /* 辞書名 */
       char *hindo_name;             /* 頻度ファイル名 */
       int rev;                      /* 逆変換かどうか(未使用) */
       int prio;                     /* 優先度 */
       int rw;                       /* 辞書のR/W */
       int hrw;                      /* 頻度ファイルのR/W */
       char *pwd_dic;                /* 辞書のパスワードファイル名 */
       char *pwd_hindo;              /* 頻度ファイルのパスワードファイル名 */
       int (*error_handler)();       /* エラー・ハンドラ */
       int (*message_handler)();     /* メッセージ・ハンドラ */

機能


       jl_dic_add  は、バッファ buf 内の環境に、jl_dic_add_e は、環境 env に dic_name, hindo_name
       の辞書、頻度ファイルを追加する。  クライアント・サイトの辞書、頻度ファイルは、ファイル名の
       先頭 に ! をつけた名前をdic_name, hindo_name に指定する。

       prio で、辞書の優先度を指定する。 rw, hrw で、辞書、頻度ファイルが読み取り専用か否かを指定
       する。
              WNN_DIC_RDONLY    読み取り専用
              WNN_DIC_RW        読み取り/書き込み可能
       固形式辞書、および、読み取り専用辞書には、単語登録/削除ができない。

       rev  で、逆変換を行なうかどうか、指定する。
              WNN_DIC_ADD_REV   逆変換
              WNN_DIC_ADD_NOR   通常の変換
       逆変換形式辞書に対してしか、逆変換は行なうことができない。

       pwd_dic, pwd_hindo で、辞書及び頻度ファイルのパスワードの入っているファ イル名を指定する。
       辞書及び頻度ファイルにパスワードが掛かっていない場合は、NULL を指定する。

       エラー・ハンドラ error_handler で、辞書及び頻度ファイルが存在しない時に 作成するか否かを指
       定する。
              WNN_NO_CREAT      辞書は作らずその行はスキップする。
              WNN_CREATE        辞書は登録可能形式辞書として作成し読み込む。
                                頻度ファイルはその辞書に対する頻度ファイルと
                                して作成し読み込む。
              その他            (*error_handler)()を、メッセージとなる文字列
                                を引数として、辞書などを作成するか否かを返す
                                関数と見なしその関数を呼ぶ。
                                関数の返値が 1 なら作成し、0 なら作成しない。

       メッセージ・ハンドラ message_handler が NULL でなければ、文字列を表示す る関数と見なし、辞
       書などを作成したというメッセージの表示を行なう。

       これらのハンドラが必要なのは、jl_open   の中で、バッチ的に辞書の  読み込みを行なうためであ
       る。     辞書ファイルを作成する時には、逆引き形式で作成する。

リターンバリュー


       正常終了時には辞書番号を返す。
       異常終了時には -1 を返す。

                                          2 October 1991                            JL_DIC_ADD(3)