Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       ccos, ccosf, ccosl - 複素数の余弦 (cosine)

書式

       #include <complex.h>

       double complex ccos(double complex z);
       float complex ccosf(float complex z);
       long double complex ccosl(long double complex z);

       -lm でリンクする。

説明

       これらの関数は、複素数 z の余弦 (cosine) を計算する。

       複素数の余弦 (cosine) 関数 ccos(z) は以下のように定義される。

           ccos(z) = (exp(i * z) + exp(-i * z)) / 2

バージョン

       これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │ccos(), ccosf(), ccosl() │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

関連項目

       cabs(3), cacos(3), csin(3), ctan(3), complex(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2017-09-15                                    CCOS(3)