Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       ctan, ctanf, ctanl - 複素数の正接 (tangent) 関数

書式

       #include <complex.h>

       double complex ctan(double complex z);
       float complex ctanf(float complex z);
       long double complex ctanl(long double complex z);

       -lm でリンクする。

説明

       これらの関数は、複素数 z の正接 (tangent) を返す。

       複素数の正接 (tangent) 関数 ctan(z) は以下のように定義される。

           ctan(z) = csin(z) / ccos(z)

バージョン

       これらの関数は glibc バージョン 2.1 で初めて登場した。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │ctan(), ctanf(), ctanl() │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       C99, POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

関連項目

       cabs(3), catan(3), ccos(3), csin(3), complex(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

                                            2017-09-15                                    CTAN(3)