Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       gcore - 実行プログラムのコアファイルを生成する

書式

       gcore [-a] [-o prefix] pid1 [pid2...pidN]

説明

       1 つまたは複数の実行プログラムのプロセス ID pid1, pid2 などを使って、 コアダンプを生成しま
       す。 gcore から生成される 1 つのコアファイルは、 プロセスがクラッシュしたときに (そして
       "ulimit -c" を用いて、適切にコアダンプ制限が設定されているときに) カーネルが生成するものと
       同じです。 ただし、クラッシュ後に生成されるものとは違って、 gcore が処理を終えた後は、その
       プログラムは何も変更なく動作し続けます。

オプション

       -a  メモリマッピングをすべてダンプします。 このオプションが実際にどのように効果を発揮する
           かは、オペレーティングシステムによります。 GNU/Linux の場合、 "use-coredump-filter" が
           無効となり、 "dump-excluded-mappings" が有効となります。

       -o prefix
           任意の引数 prefix を指定すると、コアダンプのファイル名を定める際のプレフィックスとし
           て、その値が用いられます。 ファイル名は prefix.pid として構成されます。 この場合の pid
           は、 gcore が解析している実行プログラムのプロセス ID です。 これが指定されたなかった場
           合、 prefix のデフォルト値は gcore です。

関連項目

       GDB の完全なドキュメントは Texinfo マニュアルとしてメンテナンスされています。"info" と
       "gdb" の両プログラム、および GDB の Texinfo ドキュメントが適切にインストールされていれ
       ば、以下のコマンド

        info gdb

       を実行して完全なマニュアルを参照できます。

       Using GDB: A Guide to the GNU Source-Level Debugger, Richard M. Stallman and Roland H.
       Pesch, July 1991.

著作権

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       the GNU Free Documentation License, Version 1.3 or any later version published by the Free
       Software Foundation; with the Invariant Sections being "Free Software" and "Free Software
       Needs Free Documentation", with the Front-Cover Texts being "A GNU Manual," and with the
       Back-Cover Texts as in (a) below.

       (a) FSF の裏表紙には、 以下の文章が記述されています: "You are free to copy and modify this
       GNU Manual.  Buying copies from GNU Press supports the FSF in developing GNU and promoting
       software freedom."