Provided by: lxc_5.0.3-2ubuntu7.1_amd64
NAME
lxc-user-nic - 現在と異なるネットワーク名前空間の NIC を管理する
SYNOPSIS
lxc-user-nic create {lxcpath} {name} {pid} {type} {bridge} [container nicname] lxc-user-nic delete {lxcpath} {name} {path to network namespace} {type} {bridge} {container nicname}
説明
lxc-user-nic は root に setuid されたプログラムで、lxc コンテナが使うネットワークインター フェースを、特権を持たないユーザが作成できます。 このプログラムは、/etc/lxc/lxc-usernet という設定ファイルを参照して、呼び出したユーザが作 成することができるインターフェースの数と、どのブリッジに接続するかを決定します。 ま た、ユーザが作成したインターフェースの数を /run/lxc/nics を使ってチェックします。 これによ り、呼び出したユーザが、インターフェースを割り当てるネットワーク名前空間上で特権を持つこと が保証されます。 lxc-user-nic はネットワークデバイスを削除することもできます。 現時点では ovs ポートの削除のみ可能です。
オプション
lxcpath すべてのコンテナが保存されるパス。これは現在使われていません。 name コンテナ名。これは現在使われていません。 pid インターフェースを割り当てたいネットワーク名前空間を持つタスクのプロセス ID。 type 割り当てるネットワークインターフェースのタイプ。現時点では、veth のみサポートされま す。 このタイプを指定すると、それぞれがトンネルのエンドポイントとなる 2 つのイン ターフェースが作成されます。 一方のエンドポイントは指定したブリッジに接続され、もう 一方はコンテナに割り当てられます。 bridge ネットワークインターフェースを接続するブリッジ。 例えば lxcbr0 のように指定します。 container nicname コンテナ内に作られるインターフェースの名前。 もし指定しない場合、eth0 となります。 path to network namespace 対象のネットワーク名前空間のファイルディスクリプタを取得するために open するための パス。 これは veth デバイスを削除するときのみ関係します。
SEE ALSO
lxc(1), lxc-start(1), lxc-usernet(5)
作者
Christian Brauner <christian@brauner.io> Serge Hallyn <serge@hallyn.com> Daniel Lezcano <daniel.lezcano@free.fr> 2024-10-30 lxc-user-nic(1)