Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all 

名前
mcookie - xauth のためのマジッククッキーを生成する
書式
mcookie [-v] [-f filename ]
説明
mcookie は X 認可システムで使われる 128 ビットの 16 進数の乱数を生成する。 典型的な使い方は以下の通りであ
る:
xauth add :0 . `mcookie`
ここで生成される「乱数」は、実際には無作為な情報を与えて作られる MD5 メッセージダイジェストの出力である。
この情報には、現在時刻・プロセス ID・親プロセスの ID・ (-f が指定された場合は) 入力ファイルの内容・
/dev/random, /dev/urandom, /proc にあるファイル, /dev/audio といったデバイスが存在するならば、 そのデバイ
スから読み込んだ最初の数バイトの情報が含まれる。
バグ
生成された 128 ビットのエントロピーは、 疑似乱数生成器でないもの (Linux では /dev/random) を使わない限
り、多分とても小さいだろう (そのため、攻撃に対して弱い)。
このコマンドは、オープンされたデバイスが ブロックされていないことを仮定している。
ファイル
/dev/random
/dev/urandom
/dev/audio
/proc/stat
/proc/loadavg
関連項目
X(1), xauth(1), md5sum(1)
25 September 1995 MCOOKIE(1)