Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       strstr, strcasestr - 部分文字列の位置を示す

書式

       #include <string.h>

       char *strstr(const char *haystack, const char *needle);

       #define _GNU_SOURCE         /* feature_test_macros(7) 参照 */

       #include <string.h>

       char *strcasestr(const char *haystack, const char *needle);

説明

       strstr()  関数は、部分文字列 needle が文字列 haystack 中 で最初に現れる位置を見つける。 文
       字列を終端ヌルバイト ('\0') は比較されない。

       strcasestr()  関数は strstr()  関数と同様だが、 両方の引数に対して大文字小文字を無視する。

返り値

       これらの関数は、見つかった部分文字列の開始を指すポインターを返し、  もし部分文字列が見つか
       らない場合は NULL を返す。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬────────────────┐
       │インターフェース属性             │
       ├─────────────────┼───────────────┼────────────────┤
       │strstr()         │ Thread safety │ MT-Safe        │
       ├─────────────────┼───────────────┼────────────────┤
       │strcasestr()     │ Thread safety │ MT-Safe locale │
       └─────────────────┴───────────────┴────────────────┘

準拠

       strstr(): POSIX.1-2001, POSIX.1-2008, C89, C99.

       strcasestr() 関数は非標準の拡張である。

関連項目

       index(3),   memchr(3),   memmem(3),   rindex(3),   strcasecmp(3),   strchr(3),  string(3),
       strpbrk(3), strsep(3), strspn(3), strtok(3), wcsstr(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。