Provided by: lxc_6.0.1-1ubuntu1.1_amd64 bug

NAME

       lxc-snapshot - 存在するコンテナのスナップショットの取得

SYNOPSIS

       lxc-snapshot {-n, --name name} [-c, --comment file]
       lxc-snapshot {-n, --name name} {-d, -destroy snapshot-name}
       lxc-snapshot {-n, --name name} {-L, --list } [-C, --showcomments ]
       lxc-snapshot {-n, --name name} {-r, -restore snapshot-name} [-N, --newname newname]

説明

       lxc-snapshot    はコンテナのスナップショットの作製、スナップショットのリスト表示、スナップ
       ショットからのリストアを行います。

       スナップショットはコンテナパス以下にスナップショット化されたコンテナとして保存されます。
       例えば、もしコンテナパスが /var/lib/lxc で、コンテナが c1 である場合、最初に取得するスナッ
       プショットは、パス /var/lib/lxc/c1/snaps の下の snap0 として保存されます。 LXC 1.0  で使わ
       れていた /var/lib/lxcsnaps が存在する場合には、このディレクトリが引き続き使われます。

オプション

       -c,--comment comment_file
              新しく作製するスナップショットに comment_file ファイル内のコメントを関連付ける。

       -d,--destroy snapshot-name
              指定した名前のスナップショットを破壊します。ALL  という名前が指定された場合、すべて
              のスナップショットが破壊されます。

       -L,--list
              存在するスナップショットをリスト表示します。

       -C,--showcomments
              スナップショットのリスト表示でスナップショットに対するコメントを表示します。

       -r,--restore snapshot-name
              指定のスナップショットをリストアします。 これはスナップショットのコピーである完全に
              新しいコンテナが作製されるということです。

       -N, --newname
              スナップショットをリストアする際、--newname      の値として明示的に指定しない場合で
              も、最後のオプション引数はリストアするコンテナの名前として使用します。 もし newname
              が元のコンテナの名前と同じ場合、元のコンテナが削除され、リストアされるコンテナに置
              き換えられます。 スナップショット元を削除することは、overlayfs, zfs  がバックエンド
              のスナップショットではできないことに注意が必要です。

共通オプション

       ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。

       -?, -h, --help
              通常より長い使い方のメッセージを表示します。

       --usage
              使い方を表示します。

       -q, --quiet
              出力を抑制します。

       -P, --lxcpath=PATH
              デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。

       -o, --logfile=FILE
              追加のログを FILE に出力します。デフォルトは出力しません。

       -l, --logpriority=LEVEL
              ログの優先度を  LEVEL に設定します。デフォルトの優先度は ERROR です。以下の値を設定
              可能です: FATAL, ALERT, CRIT, WARN, ERROR, NOTICE, INFO, DEBUG, TRACE。

              このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意して
              ください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。

       -n, --name=NAME
              NAME という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列
              です。

       --rcfile=FILE
              コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。

              (lxc-create  経由で)   前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合で
              も、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。

       --version
              バージョン番号を表示します。

SEE ALSO

       lxc(7),   lxc-create(1),  lxc-copy(1),  lxc-destroy(1),  lxc-start(1),  lxc-stop(1),  lxc-
       execute(1), lxc-console(1), lxc-monitor(1), lxc-wait(1),  lxc-cgroup(1),  lxc-ls(1),  lxc-
       info(1), lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1), lxc-attach(1), lxc.conf(5)

                                            2024-10-30                            lxc-snapshot(1)