Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all
名前
getdtablesize - ファイルディスクリプターテーブルのサイズを取得する
書式
#include <unistd.h> int getdtablesize(void); glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照): getdtablesize(): glibc 2.12 以降: /* Glibc 2.19 以降: */ _DEFAULT_SOURCE || /* glibc 2.19 以前: */ _BSD_SOURCE || ! (_POSIX_C_SOURCE >= 200112L) glibc 2.12 より前: _BSD_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 500
説明
getdtablesize() は 1 つのプロセスのオープンできるファイル数の最大値を返す。 返り値はファ イルディスクリプターの取り得る最大値より 1 大きい値である。
返り値
プロセス毎にオープンできるファイル数の現在の制限値。
エラー
Linux では、 getdtablesize() は getrlimit(2) で説明されているエラーを返すことがある。 下 記の「注意」を参照のこと。
属性
この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。 ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐ │インターフェース │ 属性 │ 値 │ ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤ │ getdtablesize() │ Thread safety │ MT-Safe │ └─────────────────┴───────────────┴─────────┘
準拠
SVr4, 4.4BSD (getdtablesize() 関数は 4.2BSD で最初に現われた)。 これは POSIX.1 で規定され ていないので、 移植性のあるアプリケーションはこの呼び出しの代わりに sysconf(_SC_OPEN_MAX) を使うべきである。
注意
glibc 版の getdtablesize() は、 getrlimit(2) を呼び出して、現在の RLIMIT_NOFILE を返す。 呼び出しに失敗した場合は OPEN_MAX を返す。
関連項目
close(2), dup(2), getrlimit(2), open(2)
この文書について
この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの 説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。