Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       mq_close - メッセージキュー記述子をクローズする

書式

       #include <mqueue.h>

       int mq_close(mqd_t mqdes);

       -lrt でリンクする。

説明

       mq_close()  はメッセージキュー記述子 (message queue descriptor)  mqdes をクローズする。

       呼び出し元のプロセスが  mqdes  経由でこのメッセージキューに通知要求 (notification request;
       mq_notify(3) 参照) を設定している場合、通知要求は削除され、他のプロセスがそのキューに 対し
       て通知要求を設定できるようになる。

返り値

       成功すると、 mq_close()  は 0 を返す。エラーの場合、-1 を返し、 errno にエラーを示す値を設
       定する。

エラー

       EBADF  mqdes に指定されたメッセージキュー記述子が不正である。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │mq_close()       │ Thread safety │ MT-Safe │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       POSIX.1-2001, POSIX.1-2008.

注意

       プロセス終了時、もしくは execve(2)  実行時に、全てのオープンされたメッセージキューは自動的
       にクローズされる。

関連項目

       mq_getattr(3),   mq_notify(3),   mq_open(3),   mq_receive(3),   mq_send(3),  mq_unlink(3),
       mq_overview(7)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。