Provided by: manpages-ja_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       termio - System V 端末ドライバインターフェース

説明

       termio  は、古い  System V 端末ドライバインターフェースの名前である。 このインターフェース
       は、  端末設定を保持するための  termio  構造体、および端末属性を取得・変更するための種々の
       ioctl(2)  操作を定義していた。

       termio  インターフェースは現在では時代遅れである。 POSIX.1-1990 で、このインターフェースの
       修正版が termios という名前で標準化された。 POSIX.1 のデータ構造は System V 版と少し違いが
       ある。 また、POSIX.1 は System V 版で存在した種々の ioctl(2)  操作を置き換える関数群を定義
       した (このようになったのは、 ioctl(2) が標準化されていなかったことと、 ioctl(2)   の第三引
       数が可変長引数で型チェックができなかったのが理由である)。

       "termio"  という  man  page を探しているのであれば、 探している情報のほとんどは termios(3)
       か ioctl_tty(2) のどちらかで見つかることだろう。

関連項目

       reset(1), setterm(1), stty(1), ioctl_tty(2), termios(3), tty(4)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。