Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       addseverity - 新しい重大度 (severity class) を導入する

書式

       #include <fmtmsg.h>

       int addseverity(int severity, const char *s);

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       addseverity(): _SVID_SOURCE

説明

       この関数により、新しい重大度を導入できる。  この重大度は、 fmtmsg(3)  関数の severity 引き
       数に入れることができる。 デフォルトでは、後者の fmtmsg(3)   関数は重大度  0-4  (文字列では
       (none),   HALT,  ERROR,  WARNING,  INFO)  の  メッセージを表示する方法しか知らない。  この
       addseverity(3)  の呼び出しにより、指定された文字列 s に指定された値 severity  を付加する。
       s  が NULL の場合、数値 severity の重大度が削除される。 デフォルトの重大度のどれかを上書き
       したり削除したりすることはできない。 重大度の値は負でない数としなければならない。

返り値

       成功した場合、値 MM_OK が返される。 エラーの場合、返り値は MM_NOTOK である。  起こる可能性
       があるエラーには、以下のものが含まれる:   メモリを使い果たした。  存在しない重大度またはデ
       フォルトの重大度を削除しようとした。

バージョン

       addseverity()  はバージョン 2.1 以降の glibc で提供されている。

準拠

       fmtmsg(3)  関数は X/Open Portability Guide  に指定されているが、  この関数は指定されていな
       い。 この関数は System V システムで利用可能である。

注意

       新しい重大度は、環境変数 SEV_LEVEL を設定することで追加することもできる。

関連項目

       fmtmsg(3)

この文書について

       この  man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクト
       の説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。