Provided by: gfsd_2.4.1-1.1ubuntu1_amd64 bug

NAME

       gfsd(8) - Gfarmファイルシステム・デーモン

SYNOPSIS

       gfsd [ オプション ]

DESCRIPTION

       gfsdは、Gfarmライブラリと協調して動作し、Gfarmファイルシステ  ムを実現するデーモンプログラ
       ムです。 gfsdはファイルシステムノードの全ホスト上で、 root権限であらかじめ立ち上げておく必
       要があります。

       gfsdが提供するのは、ファイルの実体へのアクセスです。  gfsd が利用するポート番号は、gfmd が
       管理するメタデータから取得します。

       gfsdはユーザ権限で動作させることも可能ですが,この場合他のユーザはこ  のgfsdを利用すること
       ができません。 詳細はSETUP.private.jaを参照してください。

OPTIONS

       -L ログレベル
              このオプションで指定したレベル以上の優先度のログを出力します。         指定できる値
              はgfarm2.conf(5)のlog_levelの項を参照してください。

       -P PIDファイル
              gfsdのprocess IDを、指定したファイルに記録します。

       -c     起動時に、スプールディレクトリの検査を行います。 ファイルシステムノードのホスト名が
              変わったときに利用すると、 正しく格納されているファイルをメタデータに登録することが
              できます。

              -cオプションをもう一度指定すると、 無効なファイルなどを消去することができます。

       -d     デバッグオプションです。デーモンとしてではなく、フォアグラウンド・ プロセスとして立
              ち上がります。

              このオプションを指定し、かつ-Lオプションを指定しなかった  場合、ログレベルはdebugと
              なります。

       -f 設定ファイル
              起動時に読み込む設定ファイルを指定します。

       -h ホスト名
              自ホストのカノニカルなホスト名を指定します.

       -l IPアドレス
              gfsdがTCPおよびUDPの要求を受け付けるIPアドレスを指定します。 オプション省略時は、そ
              のホストの全てのIPアドレスで受け付けます。 このオプションは、一つのノードで複数のス
              プールを提供する場合に、 それぞれのスプールごとに、別々のIPアドレスを使ってgfsdを起
              動する ために用います。

       -r スプール・ディレクトリ
              gfsdが、ファイルの実体を保持するディレクトリ名を指定します。

       -s syslogファシリティ
              gfsdがエラー報告に用いるsyslogのファシリティを指定します。省略           した場合に
              は、local0を使用します。

       -v     認証処理に関するログを詳しく出力します。    GSI認証の問題を解決する場合に有用なオプ
              ションです。

       -?     引数オプションを表示します。

FILES

       %%SYSCONFDIR%%/gfarm2.conf
              gfsdが参照する設定ファイルです。

SEE ALSO

       gfarm2.conf(5)