Provided by: lxc-utils_5.0.1-0ubuntu8~23.10.1_amd64
NAME
lxc-ls - システム上に存在するコンテナのリスト表示
SYNOPSIS
lxc-ls [-1] [--active] [--frozen] [--running] [--stopped] [--defined] [-f] [-F format] [-g groups] [--nesting=NUM] [--filter=regex]
説明
lxc-ls はシステム上に存在するコンテナをリスト表示します。
オプション
-1 1 行に 1 エントリ表示します。(/dev/stdout が tty でない場合のデフォルト) --active アクティブなコンテナのみリスト表示します。(--frozen --running と同じです) --frozen 凍結 (frozen) 状態のコンテナのみをリスト表示します。 --running 実行 (running) 状態のコンテナのみをリスト表示します。 --stopped 停止状態のコンテナのみをリスト表示します。 --defined 定義済みのコンテナ (設定ファイルが存在するコンテナ) のみを表示します。 -f,--fancy 装飾付きのカラムベースの出力を使用します。 -F,--fancy-format format 装飾付き出力で表示するカラムのコンマ区切りのリスト。デフォルトで表示される項目と指 定可能な項目名は --help オプションで確認してください。 -g,--groups groups 表示させるコンテナグループのコンマ区切りのリスト。このオプションは複数回指定するこ ともできます。 --nesting=NUM ネストしたコンテナを表示します。引数として数字を指定することで、表示するネストのレ ベルを指定できます。 --filter=regex lxc-ls に与える、コンテナ名に対して適用する正規表現です。フォーマットは POSIX 拡張 正規表現です。--filter を明示的に使わずに、追加の引数として与えることもできます。
例
lxc-ls --fancy 全てのコンテナをリスト表示します。 一行にはコンテナの名前、状態、IPv4 アドレ ス、IPv6 アドレスが表示されます。 lxc-ls --active -1 稼働中のコンテナを一列にリスト表示します。
共通オプション
ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。 -?, -h, --help 通常より長い使い方のメッセージを表示します。 --usage 使い方を表示します。 -q, --quiet 出力を抑制します。 -P, --lxcpath=PATH デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。 -o, --logfile=FILE 追加のログを FILE に出力します。デフォルトは出力しません。 -l, --logpriority=LEVEL ログの優先度を LEVEL に設定します。デフォルトの優先度は ERROR です。以下の値を設定 可能です: FATAL, ALERT, CRIT, WARN, ERROR, NOTICE, INFO, DEBUG, TRACE。 このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意して ください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。 -n, --name=NAME NAME という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列 です。 --rcfile=FILE コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。 (lxc-create 経由で) 前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合で も、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。 --version バージョン番号を表示します。
SEE ALSO
lxc(7), lxc-create(1), lxc-copy(1), lxc-destroy(1), lxc-start(1), lxc-stop(1), lxc- execute(1), lxc-console(1), lxc-monitor(1), lxc-wait(1), lxc-cgroup(1), lxc-ls(1), lxc- info(1), lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1), lxc-attach(1), lxc.conf(5)
履歴
元は Daniel Lezcano と Serge Hallyn によりシェルスクリプトとして書かれていました。のち に、Stéphane Graber が Python で再実装し、拡張しました。その後、Christian Brauner が C で 再実装し、拡張しました。
作者
Christian Brauner <christian.brauner@mailbox.org>, Stéphane Graber <stgraber@ubuntu.com> 2024-01-24 lxc-ls(1)