Provided by: lxc_5.0.3-2ubuntu7.1_amd64
NAME
lxc-checkpoint - コンテナのチェックポイントとリストア
SYNOPSIS
lxc-checkpoint {-n name} {-D PATH} [-r] [-s] [-v] [-d] [-F]
説明
lxc-checkpoint はコンテナのチェックポイント処理による状態保存とリストアを行います。
オプション
-r, --restore コンテナの状態を保存するのでなく、チェックポイントからのリストアを行います。 -D PATH, --checkpoint-dir=PATH チェックポイントのメタデータを保存するディレクトリを指定します。 -s, --stop コンテナの状態を保存した後にコンテナを停止します。このオプションは -r と同時に指定 できません。 -v, --verbose CRIU のログ出力を冗長モードにします。 -d, --daemon コンテナをバックグラウンドで起動した状態でリストアします (これがデフォルトです)。-r を指定したときだけ使用できます。 -F, --foreground コンテナなフォアグラウンドで起動した状態でリストアします。-r を指定したときだけ使用 できます。
共通オプション
ここで紹介するオプションは lxc コマンドの大部分で共通のものです。 -?, -h, --help 通常より長い使い方のメッセージを表示します。 --usage 使い方を表示します。 -q, --quiet 出力を抑制します。 -P, --lxcpath=PATH デフォルトと別のコンテナパスを使用します。デフォルトは /var/lib/lxc です。 -o, --logfile=FILE 追加のログを FILE に出力します。デフォルトは出力しません。 -l, --logpriority=LEVEL ログの優先度を LEVEL に設定します。デフォルトの優先度は ERROR です。以下の値を設定 可能です: FATAL, ALERT, CRIT, WARN, ERROR, NOTICE, INFO, DEBUG, TRACE。 このオプションは追加のログファイルへのイベントログの優先度の設定である事に注意して ください。stderr への ERROR イベントのログには影響しません。 -n, --name=NAME NAME という名前でコンテナを識別します。コンテナ識別子のフォーマットは英数字の文字列 です。 --rcfile=FILE コンテナの仮想化、隔離機能の設定のための設定ファイルを指定します。 (lxc-create 経由で) 前もってコンテナが作られた際の設定ファイルが既にあった場合で も、このオプションが指定された場合は、指定した設定ファイルが使用されます。 --version バージョン番号を表示します。
例
lxc-checkpoint -n foo -D /tmp/checkpoint foo という名前のコンテナのチェックポイント処理を実行し、データを /tmp/checkpoint に 保存します。 lxc-checkpoint -r -n foo -D /tmp/checkpoint /tmp/checkpoint に保存されたチェックポイントデータからリストアを行います。
SEE ALSO
lxc(7), lxc-create(1), lxc-copy(1), lxc-destroy(1), lxc-start(1), lxc-stop(1), lxc- execute(1), lxc-console(1), lxc-monitor(1), lxc-wait(1), lxc-cgroup(1), lxc-ls(1), lxc- info(1), lxc-freeze(1), lxc-unfreeze(1), lxc-attach(1), lxc.conf(5)
作者
Tycho Andersen <tycho.andersen@canonical.com> 2024-10-30 lxc-checkpoint(1)