Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20221215+dfsg-1_all bug

名前

       significand, significandf, significandl - 浮動小数点数の仮数 (mantissa) を取得する

書式

       #include <math.h>

       double significand(double x);
       float significandf(float x);
       long double significandl(long double x);

       -lm でリンクする。

   glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7)  参照):

       significand(), significandf(), significandl():
           /* Since glibc 2.19: */ _DEFAULT_SOURCE
               || /* Glibc versions <= 2.19: */ _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE

説明

       これらの関数は x の仮数を [1,2) の範囲にして返す。 以下と等しい。

           scalb(x, (double) -ilogb(x))

       この関数は主に IEEE 754 への準拠を調べる標準テストで使われる。

属性

       この節で使用されている用語の説明については、 attributes(7) を参照。

       ┌─────────────────┬───────────────┬─────────┐
       │インターフェース属性      │
       ├─────────────────┼───────────────┼─────────┤
       │significand(),   │ Thread safety │ MT-Safe │
       │significandf(),  │               │         │
       │significandl()   │               │         │
       └─────────────────┴───────────────┴─────────┘

準拠

       これらの関数は非標準である。。 double 版は他の多くのシステムでも利用可能である。

関連項目

       ilogb(3), scalb(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 5.10 の一部である。プロジェクトの
       説明とバグ報告に関する情報は https://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。