Provided by: manpages-ja-dev_0.5.0.0.20140515+dfsg-2_all bug

名前

       fclose - ストリームを閉じる

書式

       #include <stdio.h>

       int fclose(FILE *fp);

説明

       fclose() 関数は、 fp が指すストリームを (バッファリングされて いた全ての出力データを fflush(3) を用いて書
       き込んで) フラッシュし、 対応するファイルディスクリプタをクローズする。

返り値

       関数が正常に終了すると  0 が返される。 正常に終了しなかった場合には EOF が返され、 errno がエラーを示すた
       めに設定される。 どちらの場合も、そのストリームに対する (fclose()  へのさらなる呼び出しを含む) それ以上の
       アクセスは 未定義の動作を生じさせる。

エラー

       EBADF  fp の基となるファイルディスクリプタが不正である。

       fclose()  関数はこれ以外にも  close(2),  write(2),  fflush(3)  のルーチンで失敗することがある。その場合は
       errno が、失敗したルーチンで設定された値に設定される。

準拠

       C89, C99.

注意

       fclose()   は  C  ライブラリで提供されたユーザー空間バッファをフラッシュするだけで ある点に注意すること。
       データを確実に物理的にディスクに記録するためには カーネルバッファも (sync(2)  や fsync(2)   を用いて)  フ
       ラッシュしなければならない。

関連項目

       close(2), fcloseall(3), fflush(3), fopen(3), setbuf(3)

この文書について

       この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告
       に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。

GNU                                                2009-02-23                                          FCLOSE(3)